アルファルファ由来のタンパク質を抽出する技術が切り拓く新たな可能性 ― 持続可能な食品・飼料開発を支える植物性タンパク質源

Alfaproindプロジェクトでは、アルファルファから植物性タンパク質を効率的に抽出するという新たな技術の開発を進めるとともに、その活用分野を食品、飼料、バイオマテリアル、バイオエネルギーなど幅広い分野へ拡大することを目指しています。

Contento Trade Srlが中心となって推進するこのプロジェクトには、複数の研究機関や産業界のパートナーが参画していますが、AIFE/Filiera Italiana Foraggiは、このプロジェクトに必要となる新鮮なアルファルファを供給するパートナーとして参加しています。

プロジェクトの主な目的は、環境負荷を抑えながら効率的に植物性タンパク質を抽出・分離する技術を開発し、廃棄物の発生を最小限に抑えつつ、植物資源を最大限に有効活用することです。

アルファルファは、良質なアミノ酸バランスを持つ高タンパク作物として知られています。また、カロテノイド、ポリフェノール、ミネラルなどの機能性成分も豊富に含んでいます。従来、反すう家畜向け飼料として広く利用されてきましたが、人の健康にも有益な作物として注目されています。例えば、アルファルファスプラウト(新芽)は、タンパク質やビタミン、ミネラルを豊富に含み、そのまま食品として利用されています。またアルファルファ由来のタンパク質は、水産養殖用飼料の植物性原料としても研究が進められており、魚粉に代わる持続可能な原料として、水産飼料の安定供給や環境負荷の低減が期待されています。

AIFE/Filiera Italiana Foraggiによると、このプロジェクトでは食品分野での活用にも重点が置かれています。これまでの実験では、菓子類やベーカリー製品に約6%のアルファルファタンパク質粉末を配合することで、タンパク質含有量や機能性の向上が確認されています。こうした取り組みは植物由来食品やベジタリアン向け食品への世界的な需要の高まりに対応するもので、消費者が動物由来タンパク質に代わる、持続可能で栄養価の高い食品を求める傾向にも合致しています。

また、タンパク質抽出後に残る副産物についても、バイオプラスチック、繊維素材、バイオ燃料などの原料として活用することが可能です。これにより、循環型経済(サーキュラーエコノミー)の推進や、農業のバリューチェーン全体の環境負荷低減にも貢献することが期待されています。

このプロジェクトはアルファルファが従来の飼料作物という役割を超え、天然由来で高付加価値な多機能バイオ資源へと進化する可能性を示しています。植物由来食品の開発、持続可能な家畜飼養、さらにはバイオベース産業の発展を支える重要な資源として、今後その活用が一層期待されています。

EUの共同資金支援を受けFILIERAとAEFAが実施している「EU乾燥脱水飼料作物~スペイン・イタリアから~」キャンペーンでは、高品質なEU乾燥脱水飼料作物の特長や持続可能な生産への取り組み、さらには実際の活用事例について、継続的に情報を発信しています。

キャンペーン活動への参加やEU乾燥脱水飼料作物に関する詳細情報をご希望の方は、キャンペーン公式ウェブサイト(www.eufodder.com)をご覧いただくか、japan@eufodder.comまでお気軽にお問い合わせください。また、ぜひ同僚や関係者の皆様にも、ニュースレターへのご登録(https://eufodder.com/ja/ja-contact-us/)をご案内ください。

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