EU飼料輸出、2025年に急増-販促活動、優れた価値提案・供給回復で世界の買い手を魅了

2025年1月から7月にかけてのEU域外向け飼料輸出総量は92万8千トンで、対前年同時期比で29%増加しました。EU域内取引総量も11%増加しています。

世界の乳価指標は輸出需要の減退に伴って、初夏にかけて下落しました。一方でEU全域の牛肉価格は2025年に高値を維持し、牛肉バリューチェーンにおける飼料需要を支えています。

参照:Eurostatデータを元に独自で編集

2025年、欧州連合(EU)は非EU市場における存在感を拡大し続けており、中東、アジア、ラテンアメリカにまたがる多様な目的地へ輸出を広げています。アラブ首長国連邦(UAE)とサウジアラビアは最大の買い手であり、中国、日本、韓国は安定した品質重視の市場としてこれに続きます。これらの3つの市場では、安定供給と製品の衛生管理が極めて重要といえるでしょう。さらにヨルダン、モロッコ、クウェート、カタールといったニッチながら高付加価値市場からも需要が拡大している他、ブラジルでは特に天候被害地域において、国内飼料を補完するペレット輸入が急増しました。

EU域外貿易における主要輸出国はスペイン、イタリア、フランスが依然として上位であり、輸出総量の85%を占めています。

参照:Eurostatデータを元に独自で表を作成

スペインでは2023/24収穫年度における供給逼迫と価格高騰がありましたが、その後ここ2シーズンで価格は大幅に正常化してきています。

参照:MAPAデータおよび乾燥飼料輸出動向を元に独自でグラフを作成

EU乾燥脱水飼料作物を選択すれば世界の買い手は競争力のある価格で高品質かつ安定した飼料を確保できます。世界的な需要が品質の高い飼料原料と多様な供給源へと移行していく中、EU製品の重要性はますます高くなるでしょう。

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