EU飼料輸出最新情報:この夏、アジアにおいて好調な実績

夏はEU飼料の主要収穫・乾燥脱水期であり、この期間、飼料の流通も活発になります。最新の統計によると、EUから日本・台湾・インドネシア・ベトナムの4つの主要輸出先市場への輸出が増加しています。

スペインやイタリアなどの主要輸出国はアジア市場への注力を強化する一方、フランスやオランダも高品質飼料の多様化供給源として存在感を増しています。

日本では第1四半期にペレット需要が堅調でしたが、夏の到来とともにベール需要も伸び始めました。昨年1~7月と比較すると、EUからの乾燥脱水飼料の総輸入量は24%増加し、特にベール輸入の伸びが顕著で55%に達しています。

参照:Eurostatデータを元に独自で編集

台湾市場では、スペインとオランダからの調達が続いています。ペレットの需要は依然として堅調ですが、輸入量は月ごとに変動が見られます。輸入総量は前年比49%増加、中でもペレットの増加率が高く、対前年比で96%増となりました。全体として安定した需要は、台湾がEU産乾燥脱水飼料作物を高く評価していることを示しています。プロモーション活動が継続されるにつれ、市場の関心と好意的な反応はさらに高まる見込みです。

インドネシアでは6月にはじめてのスペインからのペレット輸入がありました。ベール輸入も増加していますが、現状は落ち着いています。

参照:Eurostatデータを元に独自で編集

ベトナムでは、EUからの輸入は継続しているものの、第1四半期以降は数量が減少傾向にあります。5月と6月にはEUからの輸出はありませんでしたが7月には大幅な回復が見られました。イタリアからの供給量は勢いを増しており、現在ではスペインと同等の水準に達しています。

「EU乾燥脱水飼料作物―スペインとイタリアから」キャンペーンは、各市場の業界関係者の方々に対する高品質な乾燥脱水飼料作物の認知度を高める活動をしております。本キャンペーンは飼料の品質向上を支援し、生産性の向上に貢献しています。

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