スペインとイタリアがEU乾燥脱水飼料作物部門を牽引:2024年に生産が回復

EU

2024年、欧州の主要な飼料生産国は合計315万トンの生産量を達成し、2023年比で7万2,000トンの増加となりました。スペインが113万トンで生産量首位を占め、次いでイタリアが97万トン、フランスが77万トンでした1

スペイン

2024年、スペインの乾燥脱水飼料作物部門は2023年の干ばつの影響から大幅に回復し、総生産量は113万トンに達し、前年比16%増加しました2。アルファルファが主要作物として92万トンの生産量を占め、そのうち77%がベールに、23%がペレットに加工されました。アルファルファの他にはフェスクやライグラスの生産が21万3,000トンほどありました。

参照:AEFA統計

イタリア

ブリュッセルで開催された年次総会において、Copa-Cogeca(欧州農業組織委員会・欧州農業協同組合委員会)は欧州の飼料生産にとって重要な時期にリーダーシップを発揮してきたイタリアのAIFE/Filiera Italiana Foraggi(イタリアの飼料生産団体)代表リカルド・セヴェリ氏を同団体の「乾燥飼料作業部会」議長に再任しました。

会議では、主要生産国の状況が各国で異なることが明らかになりました。2024年の総生産量は315万トンに達し、2023年比で7万2,000トンの増加となりました。スペインの113万トンを筆頭に、イタリア(97万トン)とフランス(77万トン)が続きました3。しかし、2025年上半期の収穫状況では、スペインとフランスで気候変動による収量減少が確認された一方で、イタリアは高度な加工技術を活用し、天候の影響を補うことで生産量を安定させていると伝えています。

EUの乾燥脱水飼料作物キャンペーンは、ターゲット市場においてEU飼料の重要性、品質、持続可能性に関するメッセージを継続的に広めていきます。

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  1. AIFE&Filiera公式ウェブサイト https://aife.eu/wp-content/uploads/2025/06/CS_8.pdf
    ↩︎
  2. AEFA公式ウェブサイト:スペイン、2024/25年度飼料生産総量16%増加 – スペイン乾燥脱水アルファルファ製造業者協会 ↩︎
  3. AIFE&Filiera公式ウェブサイト、https://aife.eu/wp-content/uploads/2025/06/CS_8.pdf ↩︎

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