
2023年から2024年にかけて世界のアルファルファ輸出は大きな変化を遂げています。ベトナムやインドネシアのような新興市場が急成長を遂げ、世界貿易の力学に変化をもたらしていますが、各市場は異なるパターンで飼料を輸入しているようです。

出典:Eurostat、独自で計算
もともと安定した市場である日本は、数量ではプラス成長を記録しましたが、台湾は27%の大幅減となりました。成熟市場におけるこれらの落ち込みは、輸出業者が注意深く読み取るべき需要パターンの変化となっています。
ベトナムとインドネシアは、EUのアルファルファとライグラスの新たに期待できる輸出先として浮上しています。
ベトナムは、酪農・畜産業の拡大にともない、280%増という目覚ましい伸びを示しました。酪農・畜産セクターの拡大による力強い需要の拡大を反映しています。
同様に、2023年にはアルファルファの輸入がなかったインドネシアは、2024年には120万トンを輸入、EU産アルファルファの新たな買い手として大きなポテンシャルを見せています。
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出典:Eurostat、独自で計算 |
各国の市場は、それぞれの状況にあわせてベールやペレットの使用状況が変わります。
日本は主要輸入国でその輸入構造は世界全体の輸出入と同様です。ベール輸入がペレット輸入を大きく上回っています。
一方、台湾はベールとペレットについて同程度のシェアを持っており、他の多くの国と比べてもペレットへの関心が比較的強いことがわかります。
ベトナムは2023年、ペレットのみ輸入しています。これは、スペインに対してベールの輸出を制限していた貿易上の障壁があったからですが、2024年12月の規制変更により、理論的には、EUのどの国からのベールであっても輸入ができるようになりました。このため、2025年には輸入される製品構成、規模の両面において市場に大きな変化が生まれると予想されます。
インドネシアでは現在、乳牛へのアルファルファの使用を試験中であるため、ベールを好む傾向にあります。初めてEU産の製品を使っているので、2025年には需要が増加し、その後の成長を後押しすることが期待されます。