誤解です!飼料の品質に影響しないファクター

飼料の品質を判断する上で最も客観的な要素は何でしょうか?

例えばアルファルファの場合、粗タンパク質(CP)は飼料品質の指標として頻繁に引用され、最も注目される指標です。ですが、飼料の品質を測定する最も効果的で一般的に使用される方法は相対飼料価値(RFV)であり、これは粗タンパク質(CP)よりも優れています。RFVが牛が実際の乳生産のためにタンパク質をどのように摂取するかを示すものだからです。

RFVは、タンパク質含有量だけでなく、それがどのように摂取され、消化され、最終的に牛が乳を生産するために利用されるかまでを考慮します。RFVは中性デタージェント繊維(NDF)と酸性デタージェント繊維(ADF)から算出し、消化可能乾物(DDM)と乾物摂取量(DMI)を推定する数学的公式によって決定されます。

さらに、適切な水分量、そして各飼料製品を正しく使用することは生産結果に大きな変化をもたらします。しかし、市場には依然として認識を誤らせる可能性のある誤解が存在しているようです。例えば、一部のユーザーは乾燥脱水飼料作物の色が天日干しの飼料よりやや暗いと感じることがあるようです。これは熱風を使った乾燥脱水プロセスによるもので、外観をわずかに暗く変化させますが、飼料品質や生産能力には影響しません。

また乾燥脱水工程中に葉がわずかに潰れることも一般的ですが、その内容物はベールやペレットに含まれており、TMR(完全混合飼料)に配合された際には同等の値となります。

下記はアルファルファの品質評価における主要指標と、飼料品質には影響しないものの誤解を招く可能性のある要因をまとめたものです。

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